SCRAMBLE GOLF CHAMPIONSHIP 
SCRAMBLE GOLF CHAMPIONSHIP 
SCRAMBLE GOLF CHAMPIONSHIP 
SCRAMBLE GOLF CHAMPIONSHIP 
SGC Scramble Golf Championship in KOBE

2025.02.20(木) 事務局からのお知らせ

運命のペア――星野英正×S・K・ホ スクランブルの舞台へ

 

ゴルフは孤独な戦いだ。ショットの選択も、パットの緊張も、すべては自分自身に委ねられる。だが、スクランブルゴルフは違う。そこには戦略があり、たがいを支え合う力があり、何より「誰と戦うか」という特別な要素が加わる。

 

4月9日に開催される「スクランブルゴルフチャンピオンシップ in 神戸 2025」。この舞台で、多くのファンが注目するペアが誕生した。

 

星野英正とS・K・ホ――かつてツアーを共に戦い、劇的なホールインワンで歴史を刻んだ二人が、スクランブルというフォーマットで再びタッグを組む。

「誰と出るか?」がすべてを決める

スクランブルゴルフにおいて、まず最初に考えるのは「誰と組むか?」だ。チームの組み合わせしだいで戦略も目標も大きく変わる。

フレンドリーに楽しむのか、競技志向で上位を狙うのか。その選択によってプレースタイルも異なり、たがいの相性が勝敗を分ける。

 

気の合う友人や親子、兄弟、先輩後輩……さまざまなペアが誕生するのも醍醐味だ。そして本大会でも、それは変わらない。

特に、星野とS・K・ホのような関係性をもつ二人がタッグを組むことは、ファンにとって夢のペアリングにほかならない。

奇跡の連鎖――S・K・ホが見せた神がかりの勝負勘

2004年、日本ゴルフツアー選手権。舞台は宍戸ヒルズカントリークラブ。

この大会の最終日、S・K・ホがツアー史に刻まれる劇的な展開を生んだ。同組で回った親友・星野英正が前日の16番ホールでホールインワンを達成し、賞金100万円を獲得。その夜、二人は夕食の席でこんなやり取りを交わした。

 

「明日は僕がホールインワンして、ご馳走するよ」

言葉だけならば、選手の仲間同士ならよくある冗談に過ぎない。しかし、S・K・ホは違った。

翌日の3番パー3で、本当にホールインワンを決めてみせた。

 

ギャラリーがどよめく中、その勢いをそのままにプレーオフを制し、優勝を果たした。

「まさか本当にやるとは思わなかった。冗談半分だったのに……」

星野は今でも驚きを隠せない。ツアーの歴史に刻まれる伝説となった。

 

S・K・ホは日本ツアー参戦直後から、その誠実な人柄と日本語の上達の早さでファンの心をつかんだ。02年に初優勝を飾ると、05年の「日本プロ」では連覇を達成。着実に勝ち星を重ね、ツアー通算8勝をマークした。

 

やがて、彼の姿にあこがれた韓国の若手ゴルファーたちが次々と日本ツアーの門を叩くことになる。日本ツアーで活躍する韓国勢のロールモデルとなったのが、まさにS・K・ホだった。

ペアの決断に迷いはなかった

今回ペアを組むにあたり、星野の頭に真っ先に浮かんだのはS・K・ホだった。

「ツアー時代から仲が良かったし、もしS・Kが出るなら、組むのは俺しかいないなと思った」。

 

電話をかけ、「一緒に組もう」と持ちかけると、S・K・ホは迷うことなく快諾。

「彼とは言葉がいらない」。長年の信頼関係があるからこそ、余計な説明は必要なかった。

未知の世界へ挑む

星野は今大会について、こう語る。「どのプロにとっても初めての経験だから、何が起きるのかは分からない。どんな戦略が良くて、何が難しく感じるのかも、実際にやってみないと見えてこない」。

 

しかし、その未知の世界だからこそ、挑戦する価値がある。かつてのツアー仲間が再びペアを組み、スクランブルゴルフという新たなフォーマットで戦う。この大会は、単なるエキシビションではない。新たなゴルフの歴史が刻まれる瞬間なのだ。

 

星野は静かに微笑みながら、「また一緒に戦えるのが楽しみです」と期待を込めた。

 

20年前の奇跡を生んだ二人が、今度はスクランブルの舞台で新たな挑戦に挑む。

 

4月9日、その第一歩が踏み出される。

この記事を書いた人

MORIYA KIYOSHI

1974年生まれ|埼玉県出身|【経歴】JLPGA → Golf Life(株) → Forever Golf(株) 代表 → いま 日本一ワクワクするゴルフイベントを企画中!

SGC Official Media Top

PAGETOP